美しき敗者

報徳-興南は今大会のベストバウト。最初から気合満点で挑む挑戦者にそれをガッチリと受け止める王者。鮮やかな先制攻撃で2回で5点を奪った報徳。しかし中盤から興南が底力を発揮。エラーが絡んだとは言え、3回で6点奪ったのは、一気に逆転するよりも、力強さを感じた。継投のタイミングを早くしていれば、という声もあるが、結果論でしょう。3回以降、無得点に抑えた島袋のピッチング。圧巻は9回、一番から始まる「逆転の報徳」の攻撃。恐ろしい程の気迫で立ち向かってくる各打者をストレート1本で抑えきった姿は正に王者のエースの風格というか、凄味を感じさせた。報徳も逆転されてからも怯まなかった一年生田村のピッチングと最後に空振り三振に終わった二年生四番の越井に来年以降の可能性を感じた。興南も昨年春夏連続出場しながら共に初戦敗退だった。悔しさが人を強くする。

もう一つの準決勝は打撃戦となり、11-7で東海大相模が40年ぶり!の決勝進出。
もともと新チームになった秋から春のセンバツが始まる段階では一二三の存在感もあって、断トツで東海が注目の存在だった。それがまさかの初戦敗退で一二三も精神的にスランプに陥り、サイドスローに転向。それがファンにとってどれほどの衝撃だったか。その年のナンバー1本格派投手が投法を変えたのだ。松坂や田中がサイドスローなんて想像も付かない事。それ程の出来事だったのだ。イマイチ東海を応援出来ないのはそういう「逃げた」風な印象と圧倒的に感じる「ジャイアンツ臭」(OBに原監督や現役にも田中、大田が居る)からw
それでも決勝に来たからには力がある証拠。3連投となる一二三の不安は隠しきれないが、それを補う攻撃力に期待。東西横綱同士の対決に相応しい堂々とした闘いに期待。

明日は6期のディナーショー。おっと、会場のリーガロイヤルホテルに行く前にちょっと寄り道して行くか。時間的にも丁度良いしね。これは見届けなきゃでしょう!

と、いう事で更に日焼けした姿で会場に現れますw