安らかに

オグリキャップ死去。活躍したのが高校生時分か。彼のお陰で競馬を覚えて好きになった。今の競馬ブームを作った立役者だ。

地方の笠松での途轍もない強さから中央へ移籍。当時の規則でクラシックレースには出走出来ずに裏街道へ行って連戦連勝。その事が逆に凄味を助長させた。秋には年上の同じ葦毛のタマモクロスとの対決。

個人的には5歳時(当時の年齢表記)のマイルチャンピオンシップジャパンカップの連闘での激走が印象に残ってるな。絶対無理と思われた位置からの追い込みでバンブーメモリーをかわしたマイルCSからホーリックスとの壮絶な叩き合いで当時の世界レコードを叩き出したJC。当時でも今でも考えられない様なローテーションで結果を出したオグリに対して「人間のエゴに対して頑張った」と言われたもんだ。
それから感動のラストランの有馬記念。あれ程のコールが競馬場で起こる事はもう無いんじゃないかな?
馬主が何度も変わったりした背景も合わせて色んな人に影響を与えた。
タマモクロススーパークリークイナリワンといったライバルにも恵まれたし、途中で挫折しながら最後に復活するあたりも物語に感化されやすい人気になったんじゃないかな?

ちなみに一番好きな馬はメジロマックイーンです。最後の京都大賞典で後にJCを勝ったレガシーワールドを相手にせずにコースレコードで勝った姿は本当に美しかった!


東京ドーム第3ラウンド。ローテーションの谷間と見られていたジャイアンツは何と中4日で東野を起用。原監督の「この試合落とせない、落とさない」という気迫がありあり。それに応えたか5回で4ホーマーで8点をリード。しかし、フォッサム・・ソロは仕方ないけど、ランナーを溜めちゃダメだって・・
それでも6回、2点を返して尚も二死満塁で代打金本の場面で原監督は山口にスイッチ。よっぽどこれまでに喰らった逆転劇が応えているんだろうなあ。「何点差があっても逆転されるんじゃないか」と怯えているような投手起用だった。
正念場のドラゴンズ、ジャイアンツ相手の6連戦に4勝2敗と勝ち越したのは大きい。それよりもジャイアンツに「タイガース怖し」と恐怖心を植え付けたのは爽快な気分だ。一昨年に大逆転を喫した時はこっちが全く勝てなくなって同じ様な心境を味わったもの。
まあ、まだ秋に大勝負があるだろうから、「今日はこのくらいにしといたるわ!」