規律

ラグビートップリーグの今季王者の東芝ブレイブルーパスが所属するクリスチャン・ロアマヌ選手のドーピング違反が発覚して、22日に出場予定だった日本選手権準決勝を辞退して、同選手の退部とチームの活動を3月まで自粛する事を発表した。尚、日本協会は同選手に無期限資格停止処分を科し、東芝が辞退した日本選手権準決勝1試合を中止することも決めた。
記者会見した東芝によると、同選手は昨年大みそかに東京・六本木の飲食店でもらったタバコの味が変だったが、大麻と認識して吸ったことはないと釈明したという。東芝は1月にも、別のトンガ人選手が窃盗容疑で逮捕されている。

非常に残念な事です。景気の悪化で大手企業のスポーツからの撤退が相次ぐ中、またしても暗いニュースが。あまりにも無自覚というか、軽率というか・・自分がやった事に対して、チームメイトが迷惑を被り、東芝ラグビーを楽しみにしていたファンを裏切る結果になってしまった。Aロッドの薬物使用の告白もショックだったけれども、スポーツ選手とは少年少女の憧れであり、社会人としての見本としてあらねばならない立場。それがねえ・・
今日の「すぽると!」で放送していたけれども、ドーピングで一時的に成績が伸びても、精神が追いつかなくてはアスリートとして一流とは言えない。成績は少々拙くても、気高き精神を持ち合わせた人こそが信頼を得、賞賛を受け、勝者に値するのだと。同じく、今日あちこちの番組で藤川球児のインタビューを観たけれども、その考えに、志の高さに感服した。あれだけの成績を上げてもまだまだ納得行かないと、更なるレベルアップを図っている。きっと球児が納得するのは、シーズン防御率0.00でチームが優勝した時なのだろう。個人的には「全球真っ直ぐ」が観たいけれども、本人が言うように2006年がピークなんだろうね。
あの時は筋力のバランスや、指先の感覚や色んな要素が絡まっての奇跡のような「浮き上がる」と表現された真っ直ぐが誕生したんだろうなあ。人間だから当然、体格も筋肉も変化する。あの時のような真っ直ぐが投げられないと自覚してカーブ、フォークを磨いた結果、ほぼ無敵のクローザーが誕生した。
こんな投手を間近で観られる幸せを感じよう・・