再生

出社すると、昨日の藤川‐ウッズの配球についての話題で持ちきりだった。まあ、昨日の試合だけじゃなく、過去何年間かの対戦の蓄積で辿り着いた選択の一球。バッテリーが納得して投じた球を放り込まれたんだから。

でも、悔しさよりも爽やかさを感じるのはやっぱり真っ直ぐで行ったからだろう。あれで変化球を合わされてヒットされたら、「何で堂々と勝負せえへんねん」とか言うんだよ、きっとw思い切り投げた球を思い切り打たれたんだから潔いじゃない。それを美学と感じるのは、マンガとかドラマで刷り込まれているからに違いない。
それと対戦相手が過去何年もしのぎを削ってきたドラゴンズと、邪念が入る余地のない素晴らしい試合だったという事。岩田‐吉見の投手戦を受け継いでマウンドに上がったら、やっぱり逃げる訳には行かなかったんだろうな。逆にあの場面、ウッズが三振していたら、その裏タイガースがサヨナラ勝ちしていただろう。
勝負は常に紙一重。来年また頑張ろう!

岡田監督の辞任会見。全てをやり終えた男の表情だった。やっぱり心身ともに疲れていたんだろうなあ。悔しい想いもあっただろうけれど、一切口にせずに、更に選手の成長や奮起を促す発言はいかにもこの人らしかった。中々動きが鈍い監督だったけれど、それだけ選手を信頼し、「お前がやらなしゃあないやん」とやる気にさせてくれた、選手にとっては責任感を芽生えさせてくれた。
5年間、常に優勝争いをしてくれて、喜怒哀楽を感じさせてくれてありがとう。本当にお疲れ様でした。