今日も勝ったよ、タイガース

史上初のナゴヤドーム3連戦3連勝!
2戦目までは繋ぎ役だったアニキ金本がホームランで引っくり返し、最後は絶体絶命のピンチを力で切り抜けるという痺れる展開。
やはりハイライトは8回。二点差でマウンドには当然の如く久保田。が、さすがに3連投では本来の力ではなく、あれあれと一点返され、さらに無死満塁で荒木→井上→ウッズと続く最悪のパターン。が、ここからが久保田の真骨頂、ホントにやるしかない場面での開き直りというか、力いっぱい矢野のミット目がけて真っ直ぐを投げ込み、荒木を二ゴロ、井上を三振と最高の結果を見せる。そしてここで藤川にスイッチ。この交代の理由についての岡田監督のコメントが震えたね。「ウッズを三振に取る確率が高い方を選んだ」
討ち取るのではない、バットに当てさせない為の選択。最近の岡田監督の起用が当たりまくっているのはこういう選手が痺れる場面でのタイミングの良さ。色々采配について言われる事は多いですが、こういう腹の据わった采配が出来るところは尊敬する。「ここはお前しかおらへんねん。お前がやるしかないんや」という無言の激が選手にも伝わっているんだろう。
そして藤川対ウッズ。前日は2点差の場面でホームランOKというある意味気楽なシチュエーションでノビノビ投げていたが、ここは違う。「三振を取れ」のミッションを遂行する為に久々に球児の右腕が殺人兵器に変身する。渾身のライジングボールをウッズも力いっぱいのスイング。が、当たらない。狙い通りの三振で勝負アリ。

遂に借金完済。結局、ドラゴンズ、ジャイアンツと続いた5カード15戦。始まる前は「誰や、こんな殺生な日程組んだんは!」と嘆き、せめて5割でいけば・・と言っていたのが、2度の3タテもあり、結局10勝3敗という想定外の成績。逆に勢いが付くのだから分からないものだ。遂に一位も見えてきたで〜!