鎮魂

阪神大震災から12年。毎年そうだが、今年は特に命の大事さ、尊さについて考えさせられる。あの日、失われてしまった未来への夢や希望や祈りを決して忘れてはいけない。当事者にとっては消したい、忘れたい記憶であっても。
当日、起きるでもなくテレビを観ていたら、突然外が光り、今まで経験した事が無いような激しい揺れ。縦に横に何秒か何分か、布団に包まりじっと耐え、すぐに家族の安否を確かめた。停電になり、暗い中を階段を降り、外に出ると、水道管から水が噴出し、東の空にははっきりと分かる炎。犬達が恐怖で鳴き喚き、只事では無い事を悟ったのでした・・
去年、神戸コンで三宮を訪れた人にとっては本当にここがかつて大地震に襲われたのかと思うぐらいに見事に復興を遂げていますが、未だに癒えない悲しみや苦しみを背負っている人が居る事を心に留めて下さい。決して他人事ではない、天災はいつ降りかかってくるかは分からない。だから、今を一生懸命生きようと思うし、生きようとしている人を応援してあげたい。