さあ、来たよ

兵庫のじぎく国体も明日開幕。注目の硬式高校野球の会場である高砂市野球場へ下見に行ってきたけれど、柵やらバリケードやらが張り巡らされ、普段は自由に闊歩できるところが規制されていたり、物々しい雰囲気になってた。俺の知ってる市営球場じゃない!そしてもう並んでいる人が(((((゚д゚;))))一応早実の登場する二日目の整理券列は明日の第三試合終了後から作られるらしいけれど、皆大人しく従うのかなあ?DQNな人が多い土地柄だけに心配です。

そんな喧騒を横目に予定通りタイガースがドラゴンズを4-0で破り9連勝!ゲーム差は2!いよいよ盛り上がって来た!
9月29日は去年リーグ優勝を決めた日。そして岡田監督の父親の日でもある。そんな日に負けなどあろう筈がない。全員で投げて打って守って美しい勝利だった。
ホントにつるつるいっぱいwの4万8千人を飲み込んだ甲子園が沸いたのは7回裏、一死満塁で代打桧山。しかし、あえなくピッチャーゴロ。が、川上のバックホームが一瞬遅れ一塁はセーフ。ここで岡田監督、何か閃いたのか、次の代打に待機していた林では無く、今岡を指名。復帰してから全く精彩無く未だ無安打の打者をこの場面で使うなんて。一方の林は絶好調だと言うのに。しかし、今日の今岡は一味違った。去年、塁上の走者が増える毎に打率が上がった男が燃えた。川上も気圧されたのか一度プレートを外す。これで見切ったか、初球のカットボールを右中間へ弾き返す。センター英智も懸命に走ってタイミングを計って飛びつく。しかし、打球はその横を抜け走者一掃のツーベース。その瞬間の盛り上がり方は凄かった。岡田監督にすればどうしても復活して欲しい選手だっただけに嬉しかっただろう。
しかし、終盤に強いドラゴンズも8回に久保田を攻め、二死一二塁で打者福留。ここで岡田監督は決断。ジェフは既に使っている、吉野か、江草か・・しかし、場内アナウンスが告げた名前は「藤川」!ここにきて出し惜しみはしないという事か。果たして結果は2-3からど真ん中真っ直ぐを呆然と見逃し三振で勝負アリ。

お立ち台にはは先発して6回ゼロの下柳が年に一度の登場。いやあ、笑わせてくれる矢野も「今日の一番の仕事はここに下柳を連れて来た事です!」とかw今岡もイマイチ盛り上がるチームにあって一人蚊帳の外という感じだったのがようやく吹っ切れたかのよう。ファンにしても井川に続いて「帰って来た」という思いは強い。これで更に加速した事は間違いない。さあ、夢への扉は開かれた。今のタイガースを止められるものは無い。あと9試合、最高の結末が待っている。