お見事!

日本大学野球選手権の決勝戦東洋大慶應義塾大の録画を観る。東都リーグと東京六大学リーグ、甲子園で活躍した選手や全国から高素材が集うブランド。しかし最近は地方リーグのレベルアップも著しく、中々決勝戦の対戦はなく、9年ぶりだそう。応援もそうだけど、やっぱり華があるね。

東洋の藤岡、慶應の福谷両先発投手の投げ合いで1対1で延長戦に突入。10回表、マウンドの藤岡に異変が。明らかに右足のふくらはぎを痛そうな様子。投げる度に体勢を崩したり。ここまでリーグ戦、選手権の全試合に登板!してきた疲れか。
何とかこの回を投げ切ったが、限界は越えている。
攻撃に入る前に野手陣が円陣を組む。「絶対にこの回で決める!」先頭がライト前ヒット。打席は一番小田、バントか?福谷が探りながら投げた球はスーッと真ん中低めへ。バットを一閃すると、あっという間にライトスタンドへ飛び込むサヨナラホームラン
東洋大は2連覇で通算4度目の優勝。最近の強さは群を抜いている。高橋監督の指導と素材がマッチングしているのだろう。

先日の東京ドームでの寺原も然り、投手の頑張る姿は野手も見ている。「何とかしてあげたい」その想いが結実し、観ている側に伝わった時に感動が生まれる。