センバツ開幕

「がんばろう!日本」を合言葉に第83回センバツ高校野球が開幕。出来るだけナイターを避けるために入場行進を簡略化したり、応援団の入れ替えをスムーズにする為にブラスバンドを禁止したり、いつもとは違う雰囲気。でも、野球本来の「球音」選手の声や投球がミットに突き刺さる音、打球音を感じられるのは良いかも。
そして、創部1年目(!)で全員新2年生の創志学園(岡山)の野山慎介主将の選手宣誓に感動した。

http://www.hb-nippon.com/news/36-hb-nippon-bsinfo/8546-bsinfo20110323001

宣誓。
 私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。
今、東日本大震災で、多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。
被災地では、全ての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。
人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています。
私たちに、今、できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。

「がんばろう!日本」。

生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。
平成23年3月23日
創志学園高等学校野球部 野山慎介主将

「私達に出来る事」と言うと、どうしてもこの歌を思い出さざるを得ない(ノ∀`)

野球ファンとしては、野球を観たいし、娘。ヲタとしては、彼女達の歌が聴きたい、ライブを観たい。単純だけど、それで元気になれるからね。

第一試合の日本文理は一昨年の夏の準優勝チーム。9回裏二死からの猛反撃ですっかり印象強くなったあの打撃力は健在だった。

第二試合は三年連続で優勝校を輩出している(沖縄尚学清峰興南)九州地区のタレント集団、九州国際大付が評判通りの力を発揮、何と4本塁打をかっ飛ばした。例年春は投手力上位なのだけれど、体力アップを重視した冬のトレーニングの成果か。そして、若生監督は以前、東北高校の監督だった事もあって、想いは強いのが選手にも伝わっている気がする。

やっぱり高校野球というのは、人々の心の奥底にある故郷への望郷を思い起こさせる力があると思う。それで元気を貰える人達もきっといる。選手達のひたむきな姿は必ず伝わる筈だ。

NPBの開幕が混沌としているが、開催方法云々よりも、何故セパで一体となれないのだろう。選手達とファン、そしてオーナーの想いがずれているのか、コミッショナーなんてホントに飾りなんだなあと、改めて感じた。もう、昭和の読売絶対主義の時代ではない。各スポーツのリーグ戦や大会が中止や延期となっているなか、プロ野球は開催ありきというのは十分望まれているのだから、その中で最善の方法を採れば良いだけなのに・・